「民藝を知る会」記録集 案内状編 第3回

 

 

 
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 民藝の「民」について

        講師・丁章

 

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民藝を知る会 第3回 案内状

  

                           ポスター 森ひろ子(イラストレーター) 作

 

  和寧文化社・主催

  民藝を知る会 第3回

 

日時  2009年4月19日(日)

午後5時から  

会場  喫茶美術館

参加費 1500円・ワンドリンク付(要予約)

 

第一部  連続民藝談義

       民藝の『民』について」その2

 講師  丁章(詩人和寧文化社代表)

 

第二部  参加者交流のための茶話会

 

 2007年から始まりました、小社民藝を知る会は、おかげさまでこのたび3年目、第3回を迎えることができました。

 小社が民藝を知る会を始めるに至ったいきさつは、日本民藝協会前専務理事、現在は常任監事の福本稔氏との出逢いがきっかけでした。

 福本氏があるときおっしゃった一言、

 ―― 民藝の人には「もの」派と「こと」派がいる

 この一言によって、じっさい「美」やものを見る目がはたして自分に具わっているのかどうかじつに心許ない私にも、もしかするとことについてならば、日々言葉をつむいでいる詩人として、民藝のために何か恩返しができるのではないかと想い、その想い付きのまま、民藝を知る会を始めることになりました。

 そして、回を重ねるごとに、そのつど新たにさまざまな方々にご参加いただき、ユニークな出逢いの場として、会が育っていることをありがたくおもっています。

 民藝とは民衆的工藝」の意であることは、あえて言うまでもありません。ただ、この数年私は民藝について想ううちに、(それでは民藝における民衆とはいったい何なのか?)という命題をふと抱くようになりました。昨今の民藝の世界では、民藝のにあたる工藝についての関心は高く、議論も多くなされてきましたが、「民」にあたる民衆についての関心や議論はさほど盛んでなかったようにもおもいます。

 僭越ながらそのような想いをふまえて、小社民藝を知る会では、第1回から民藝の『民』についてをテーマに、私が想い付くままの話を語っていますが、今回は、柳宗悦にとっての「民とは何だったのか? 不二出版から昨年に復刻された月刊民藝などを資料に、柳宗悦がかかわった琉球、アイヌ、そして朝鮮をめぐる話を語るつもりにしています。第一部は半時間ほどの話になるかとおもいます。

 第二部は、いつものとおり、参加者による情報交換、学びあう場です。老若男女、ものこと派も、民藝好きの方、民藝を知りたい方ならばどなたでもご参加いただき、民藝交流を深めてもらえればとおもいます。

 みなさま、お誘い合わせのうえ、どうぞお越しください。

 民藝を知る会へのご参加を心よりお待ちいたしております。

 

                     和寧文化社代表  丁章

 

               (この集いは終了いたしました)